老後の生活は不安ですよね?

老後の不安解消のために、年金の保険料を毎月きちんと納めている方も多いと思いますが、実はそこに400円上乗せするだけで、老後に受け取る年金を増やせる制度があるのです。

しかも、それが、たったの2年間で元が取れてしまうのです。

そんなお得な制度をこれからご説明します!

スポンサーリンク

国民年金に400円上乗せするだけで、老後の年金が増えるの?

国民年金に400円上乗せするだけで、老後の年金を増やせる制度があるのです。

それを「付加保険料」制度といいます。

毎月支払っている国民年金の保険料に400円を上乗せして支払うことになります。

400円上乗せして支払うと、老後の年金にいくら上乗せされるのかというと・・・

「200円×付加保険料を納付した月数」分だけ上乗せされることになります。

具体的に説明すると、10年間付加保険料を納めたとします。

10年間で納めた金額
400円×12月×10年=48000円

老後の年金に上乗せされる金額
200円×12月×10年=24000円(年額)

つまり2年間で元が取れてしまうのです。

65歳から年金を受け取り始めたとすると、67歳で元が取れ、あとは長生きすればするほど得をするという制度なのです。

また、付加保険料を納めるのは、20歳から40年間納め続けても構いませんし、1か月だけでも構いません。

つまり、どのくらいの期間納めるかは、すべて本人次第となっています。

誰でも利用できるの?

この国民年金に400円上乗せする「付加保険料」は、誰でも利用できるわけではありません。

この制度を利用できるのは、主に、国民年金第1号被保険者となっています。

国民年金第1号被保険者とは、自営業者やアルバイトなどで会社の社会保険(厚生年金保険)に加入していない人たちのことです。

つまり

  • 会社の社会保険に加入している人(国民年金第2号被保険者)
  • 会社の社会保険に加入している夫の扶養に入っている専業主婦や、社会保険に加入していないパートの妻(国民年金第3号被保険者)

などは付加保険料制度を利用することができません。

また、失業中であったり家庭の事情などで、保険料を免除されている人たちもこの制度を利用することができません。

つまり、満額の国民年金保険料を毎月納めている人が、この制度を利用することができます。

スポンサーリンク

利用するにはどうすればいいの?

付加保険料を納めるためには、年金手帳を持参して市町村役場の保険年金課に行きます。

そこで、付加保険料を納めたいことを伝えれば、必要な用紙を渡されますので、そこに住所・氏名などを書いて提出します。

あとは、しばらくすると日本年金機構から納付書が送られてきますので、コンビニなどで納めればよいのです。

もし、付加保険料を納めるのを辞めたくなったら、同じように市町村役場にいって、そのことを伝えてください。

また、付加保険料の納付期限は、翌月末日までとなっていますが、納付期限を過ぎてしまっても、2年間は付加保険料を納めることができます。

リスクはあるけど・・・

ここまで何のリスクもなく得をするように思える付加年金ですが、注意しておきたいのが付加年金は物価スライドをしないということです。

物価スライドとは物価の変動に対して年金額を改定することを言います。

しかし、付加保険料は納めたときの金額から物価が変わっても支給額は一定のままです。

物価が下がれば有利になりますが、上がると不利になります。

つまり現在の物価ではかなりお得な付加年金制度ですが、将来物価が大幅に上がると損してしまう可能性もないことはないのです。

とはいえ今の日本の物価は横這い~下降傾向にあるので、そんなに気にしなくてもいいと思います。

また年金を近いうちに受け取れる60歳以上の任意加入保険者ならほぼノーリスクで受け取れる年金を増やせるのでやらない意味はないでしょう。

また付加年金を上乗せすることで生じるデメリットについてはこちらの記事にまとめたので参考にしてください。

国民年金に付加年金を上乗せするときのデメリットを知っておこう!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今までより400円上乗せするだけで、老後の年金が増えて、しかもたった2年間で元が取れてしまうという、とってもお得な制度が、この付加保険料なのです。

一日当たりにすると、たったの13円です!

しかも、国が運営しているので、安心して利用できますよね。

少しでも安心した老後を過ごせるように、毎月コツコツ400円貯金のつもりで始めてみるのはいかかでしょうか?

スポンサーリンク