20歳になったら加入する国民年金。

手続きを行うと、納付書と年金手帳が届きます。

年金手帳は、その後も年金関係の手続きを行う際に、その都度必要となっていきますので大切に保管してください。

しかし、「国民年金手帳がない」といって混乱している人がいるのも事実です。

国民年金手帳はどんなものなのか、説明します。

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国民年金手帳とは年金手帳のことです

国民年金手帳は、現在発行されることはなく、年金手帳と名前を変えています。

20歳になれば、国民年金の加入手続きを行い

「年金手帳」

と書かれたものが送られているはずです。

色は青色、黒字で年金手帳と書かれています。

手元にない場合、親御さんにも聞いてみましょう。

親御さんが保管していることが多いです。

さて、ここまでは平成9年以後の話です。

それ以前に年金制度に加入していた場合は、少し話が変わります。

平成9年1月から、現在の基礎年金番号制度というものが始まり、1人に1本の番号となったのですが、それ以前は「国民年金の番号」「厚生年金の番号」などと加入制度により手帳が分かれていました。

その当時は、年金手帳の色も違いますので、注意が必要です。

年金手帳は青だけじゃない

年金手帳は、大きく分けると青、オレンジ、薄い茶、イレギュラー的に通知書と分けることができます。

青は前述で説明していますが、オレンジは青になる1つ前の状態です。

中を開くと「厚生年金番号」「国民年金番号」と記載する部分があり、1つで2つの制度を行き来できるようになっています。

そして、レアなのが薄い茶の手帳。

敢えて言うなら、これが国民年金手帳です。

保管している方は、物持ちがいいです。

断捨離できずに困っている方ではないでしょうか(失礼しました)。

相当古い手帳になります。

国民年金は、その昔「印紙」というもので納めるようになっていました。

説明すると複雑ですので、割愛しますが、その時の名残も手帳に残っています。

納付すると、一部分が切り離され、納付記録が手帳に残るようになっています。

後はイレギュラーとしての通知ですが、平成9年1月に基礎年金番号が導入されたときに、

「年金手帳(すでに持っているオレンジのもの)に貼り付けてください」

と、基礎年金番号通知書というものが送られてきました。

大きさはハガキくらいの大きさです。

手帳に貼り付けた人もいれば、単品で保管している方もいるかもしれません。

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年金手帳はないけど、基礎年金番号通知書はある

年金手帳はないけれども、基礎年金番号通知書はあるという話を聞くこともあります。

通知があれば全ての手続きを行うことができますので安心してください。

通知といえば、もう1つ存在します。

厚生年金番号の通知書です。

薄い1枚の紙切れで大きさは、基礎年金番号通知書と同じく、ハガキくらいの大きさです。

こちらも、はるか前に発行されたものですので、希少なものです。

これしかない、という方はなくさないように保管しておきましょう。

そこに書いてある番号が、あなたの基礎年金番号かもしれません。

まとめ

ひと口に「年金手帳」といっても、様々な種類があります。

何十年も続いている制度ですので、変更され、形を変えてきています。

年金手帳の類が、1つも手元にないというときは、再交付することをオススメしますが、何か1つでも残っているのであれば、あえて再交付の必要はありません。

何か年金関係の手続きのついでくらいにと、考えておいてください。

最後になりますが、現在発行される年金手帳は、青い手帳で年金手帳と書かれています。

国民年金手帳が発行されることはありませんので、勘違いしないようにしましょう。

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