国民年金の支払いの証明書がきたけど、いつ、何に使えばいいの?
という相談をよく聞きます。
日本年金機構から頼んでもいないのに、送られてくるこの書類(圧着はがき)。
実は、重要な役割を果たしてくれます。
この国民年金支払い証明書は何のために送られてきて、いつ使うのか。
今回は、その説明を行います。
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国民年金の支払い証明は確定申告に使います。
国民年金の支払い証明は、確定申告の時に添付して提出するものです。
国民年金の支払い証明、正式には
国民年金保険料控除証明書
といいます。
ここには、年間でいくら国民年金の保険料を払ったのかが書いてあります。
厚生年金は給与天引きのため書いていません。
あくまで国民年金保険料のみです。
届く時期としては、11月の始めくらいに届き始めると思います。
全国が対象ですので、発送時期が読めないのが難点です。
しかし、確定申告は2月の中旬から、3月の上旬が申告期間ですので、十分なほど早いと思ってよいでしょう。
確定申告に添付するとどうなるの?
国民年金控除証明書を添付することにより、所得金額から控除することができます。
少々税金の知識も必要になりますが、医療費控除と考え方は同じです。
控除金額が増えれば、その分税金が安くなりますので、節税ということにもなります。
国民年金の保険料は、全額が控除対象として認められますので、払った人は、国民年金控除証明書を添付しないと、まるまる損をすることになります。
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国民年金控除証明書は本人だけのものではありません
学生などの場合、国民年金の保険料を親が払ってくれているケースが多々あります。
国民年金の保険料は、納付書があれば誰でも払うことができますので、本人以外が納めるということは大いにあり得ます。
この時、学生の確定申告書に国民年金控除証明書を添付するのは、非常にもったいないです。
元々、収入が低い、もしくは収入がないために肩代わりして払う人がいるわけですので、本人の所得は、何もしなくてもゼロなのではないでしょうか。
そのような時には、同居している家族の誰かに、控除金額分を渡すことができます。
これをすることにより、世帯全体で見た時に節税されたことになります。
所得がないからと、この控除を捨ててしまうのは、あまりにももったいないことですので、誰かに渡してあげましょう。
まとめ
国民年金の支払いの証明となる国民年金控除証明書は、意外に大事なものとなります。
本人だけでなく、家族等に渡すことができたりもしますので、誰に使うのかをよく考えてみましょう。
最後に、確定申告の時には、証明書の原本が必要となりますので、気をつけてください。
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